シャルルマーニュ皇帝:ライン河畔に居を占めて北欧の蛮族の侵入を圧迫した。皇帝はキリスト教を普及させることに努めた。イルミンザルを滅ぼし異教徒の寺院を破壊した。法王の要求を入れてロムバードを征服。スペインにサラセン人を破る。こうして皇帝はキリスト教のチャンピオンとなった。このため、多くの傑物は皇帝に吸収された。シャルル・マルテルの英雄的事業は皇帝の事業として謳われた。そればかりではなく、無数の伝説が皇帝の周囲に癒着した。十世紀十一世紀には皇帝はフランスにおけるもっとも重要な英雄となった。皇帝の部下には遊侠騎士がいる。
太足のベルト姫の伝説
名前リスト
重要人物
| 人物名 | フランス語表記 | 説明 |
| フランソア・イロン | | 十五世紀の泥棒詩人。 |
| ゴットフロア・ドゥ・イテルブ | | 十二世紀の伝記者 |
登場人物
| リスト | | リスト |
| ぺパン・ル・ブレフ | | 小男のフランスの王様 |
| ベルト | | ハンガリー生まれの姫。太足と呼ばれ、片方の足の長い跛。 |
| シャルル・マルテル | | フランス王、ぺパンの父。七世紀から八世紀ごろ治世。 |
| ブンラシュフラアル | | ベルトの母。ギリシアのセザル・ヘラクリウスの娘 |
| フロアル王 | | ストリゴン(ハンガリー)の王様。ベルトの父 |
| 吟遊詩人 | | ぺパンにベルトがいることを教えたもの |
| アキヨン・ドゥ・バイエル公爵 | | |
| ベルナアル・ドゥ・クレルモン | | |
| グリフォン・ドゥ・オートフウイユ | | |
| 九人の身分重い供人 | | |
| マルジスト | | ベルトの乳母、または女教師 |
| アリスト | | マルジストの娘。ベルトによく似ている。 |
| チベール | | |
| モラン | | ベルトを遠くの国に連れて行って処刑するために連れて行った3人のうちの一人。 |
| ゴッドフロア | | ベルトを遠くの国に連れて行って処刑するために連れて行った3人のうちの一人。 |
| ベルトラン | | ベルトを遠くの国に連れて行って処刑するために連れて行った3人のうちの一人。 |
| マンの森の老人 | | ベルトにシモンの家への道を教えた老人。マンの森に住む。 |
| シモン | | ベルトを助けた。フロリメスという屋敷に住む道路役人。信仰の篤い隣人愛に溢れた人。 |
| コンスタンス | | シモンの妻 |
| イザベル | | シモンとコンスタンスの娘 |
| エグラント | | シモンとコンスタンスの娘 |
| フウドリ | | ペパン王とアリストの子供弟 |
| レンフロア | | ペパン王とアリストの子供兄 |
地名・道具・動物
| 名称 | フランス語表記 | 説明 |
| ストリゴン | | ハンガリーの都 |
| 金の指輪 | | ベルトが母に渡した指輪 |
| マンの森 | | ベルトがモランに逃がされた森。 |
| フロリメス | | マンの森にある屋敷。 |
| ブウイユ | | |
| カラブル | | |
| シシリ | | |
| モンマルトル | | |
詩等
古の美妃(びき)を偲ぶ歌
太足(Grand pied)のベルト姫、ビエトリ、アリス
.........................................
いと尊き処女の君よ、いま、いましは何処
されど、昔の雪や何処(いずこ)。
.........................................
十五世紀の泥棒詩人フランソア・イロン
シャルルマーニュ皇帝とローランの伝説
名前リスト
人物
| 名称 | フランス語表記 | 詳細 |
| ローラン | | フランスの典型的英雄、国民に古来より愛されている人物。 |
| シャルルマーニュ | | フランスの大帝。 |
| 名称 | フランス語表記 | 詳細 |
| シャルル大帝 | | |
| マルシル王 | | スペインのサラゴスの城の王様 |
| アポリン | | 邪教徒の神。 |
| ブランカンドラン | | 邪教徒で知恵のあるもの。マルシルに知恵を述べる。 |
| ローラン・ロリイエ・サムソン公爵 | | シャルルマーニュの騎士 |
| アンセイス | | シャルルマーニュの騎士 |
| ゼオフロア・ダンシュウ | | シャルルマーニュの騎士 |
| ジュラン | | シャルルマーニュの臣 |
| ジュリエ | | シャルルマーニュの臣。アンジュリエ?ボルドー生まれのアスコン士。 |
| アンリー | | シャルルの甥 |
| アスラン | | ガスコーヌの伯爵 |
| チボラ | | レーンス |
| シロレ | | チボラの従兄弟 |
| オリビエ | | ローランの友で、シャルルマーニュの勇士 |
| ガヌロン | | 後に王を裏切る。マルシルの許へ使者として派遣される。 |
| バザン | | マルシルのもとへ使者として送られたが、アルピリーの山中で首を刎ねられた。 |
| バジル | | マルシルのもとへ使者として送られたが、アルピリーの山中で首を刎ねられた。 |
| ネエヌ | | シャルル皇帝の配下のうちで上越す者はないと言われた賢明な家来。 |
| ポドワン | | ガヌロンの息子 |
| ギヌメール | | ガヌロンの伯父。 |
| ピナベル | | ガヌロンの友であり家臣。 |
| アルガリフ(マルガニィス) | | マルシル王の重臣で、伯父。カルタゴとエチオピアの領主。 |
| ジュルファレ | | マルシル王の息子 |
| バルダブロン | | サラセンの勇士。 |
| クリモラン | | 異教の勇士。 |
| ブラミモンド | | マルシルの后。 |
| マルデュイ | | マルシルの金蔵係 |
| ネエヌの公爵 | | シャルルマーニュの騎士? |
| オジエ・ドゥ・ラアヌマルク | | シャルル王の |
| ゲラン | | |
| ゲリエ | | |
| オトン | | |
| ベランジエ | | |
| アストオル | | |
| ゼラアル・ドゥ・ルウシヨン | | |
| ゲエリエ | | 富める公爵 |
| ゴオチエ・ドゥ・ラン | | |
| デュルパン僧正 | | |
| アエルロス | | マルシル王の甥 |
| ファルサロン | | マルシル王の兄弟、ダタンとアビロンの領主 |
| コルサリス王 | | バルバリヤ生まれ、妖術を心得ている。卑怯な心を微塵も持たない豪勇の士 |
| マルブリシス・ドン・プリガン | | マルシルの騎士、走るのが早い。 |
| バラゲエル | | 武将、果敢の気に満ちた士 |
| マリヤアス | | スペイン一の狡猾な武士。 |
| チュルジ・ドゥ・トルトローズ | | トルトローズの街の持ち主、伯爵。 |
| エスクルシズ・ドゥ・ヴォルテルヌ | | サラセン人でブルテルヌの養子 |
| エステュルガン | | 邪教徒 |
| エステゥラマリス | | エステュルガンの友 |
| マルガリス・ドゥ・セビル | | セビラよりカズマリーヌに至るまでの広い土地を持っている貴族。美男子、女達に恋い慕われている。 |
| コルサブリツス | バルバリヤの王 |
| セルニュヴル・ドゥ・シニーブル | | 怪力の大男。 |
| 魔法使いシゴロレル | | 地獄からジュピターの命を受けてまかり出てきた魔法使い |
| ランボラン | | ガヌロンに接吻し鎧と柘榴石を渡した。 |
| バルダブロン | | エルサレムを奸計をもって陥れ、ソロモンの殿堂を侵し、聖堂の濠で大長老を殺した。ガヌロンの誓いを受け剣と千の大弓を与えたのも彼 |
| マルキアン | | マルキュウド王の王子。アフリカ人 |
| グランドワアヌ | | カパドス王のカピュエルの王子。 |
| ベスゴン | | フランスの料理人 |
| ファルドランドウフィ | | サラセン側の勇姿 |
| ヴボン | | ディジョンとボオムの領主td> |
| バリガン | | マホメットの後裔でバビロンの王 |
| エスパヌリス | | バリガンの重臣 |
| クラソガファン | | バリガンの使いサラゴスへ行く |
| クラリアン | | バリガンの使いサラゴスへ行く |
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地名・道具・動物
| 名称 | フランス語表記 | 詳細 |
| サラゴスの城 | | サラセン |
| サン・ミセルの祭日 | | |
| エエクスの都 | | シャルルマーニュの宮殿のあるところ。 |
| シュワティルの王から送られた10頭の白驢馬 | | |
| コルドルの街 | | |
| ノープル | | スペイン領 |
| コンミブル | | スペイン領 |
| パルテルヌピース | | スペイン領 |
| バラゲール | | スペイン領 |
| テュエル | | スペイン領 |
| シュルグレー | | ガヌロンの愛剣。 |
| タツシュブラン | | ガヌロンの愛馬。 |
| アポラン神 | | おそらくアッラーのこと。 |
| テルバガンの神 | | イスラムの神という。 |
| ガルルの街 | | |
| ロンスヴォ | | フランス軍が滞留していたところ。 |
| デュランダル | | ローランの剣 |
| ベイアンティフ | | ローランの愛馬 |
| オートクレール | | オリビエの愛剣 |
| リレル | | ジュラン伯爵の愛馬 |
| パスセエル | | ジュリエの愛馬 |
| バルマブウシュ | | クランボランの愛馬。燕や隼よりも早い。 |
| アビスムの楯 | | メタスの酒盛りで、悪魔がガラフと呼ばれた王子に与え、ガラフガアビスムに与えた物。黄玉、碧玉、柘榴石、金銀で飾った盾。 |
| ブロサイユの名馬 | | アビスムがデンマルクの王を打ち取って手に入れた馬。 |
| グラミモン | | バルダブロンの駿馬 |
| リウペルデュウ | | マルキアンの愛馬 |
| マルモアール | | グランドワアヌの愛馬 |
| アルマス | | テュルパンの愛剣 |
| ゲニヨン | | マルシルの愛馬 |
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詩等
ローランの歌
フランスの国民的叙事詩
シャルルマーニュの見た夢
王はスイスの街にいて、拳にはトネリコの槍を構えていたが、横からガヌロンが飛び出し、槍を摑むなり奪い取ろうとした。勢いがすさまじく槍の楔が天に向かって抜けて飛び散ったほどだった。
あまりのことにシャルル王ははっとする瞬間に眼が覚めたが、そのまま気にも留めず眠った。
するとまた、再び他の夢が浮かび出た。今度はシャルル王はフランスに帰って、エエクスの都の自分の宮殿の礼拝堂の中にいるのだった。するとどこともなく一頭の獰猛な熊が現れて、あっという間に王の右手に深く噛みつき、同時にアルデンの方から一匹の豹が現れてうなり声をあげて、王の体めがけて飛びかかった。
その時礼拝堂の奥手から急に一匹の兎犬が飛び出して王の危うきを見ると、疾風のように熊の右の耳を咬み切り、豹に向かって雄々しくも闘いを挑んた。手を束ねて王の周囲を取巻いていたフランクの兵どもは、兎犬と豹の戦いがどちらの勝利となるか手に汗を握って眺めていた。
しかし、シャルル王は陣営の奥深く、闇の底で眠っているのだった。
闘いの相手
ローラン VS アエルロス
オリビエ VS ファルサロン
僧正テュルパン VS コルサブリツス
ジュラン VS マルプリシス・ド・グリガル
ジュリエ VS グラゲール
サムソン公爵 VS マリアーヌ
アンセイス VS テュルジ・ド・トルトロージ
アンジュリエ VS エスクルミーズ・ドゥ・グルテルヌ
オトン VS エストルガン
ベランジェ VS アストラマジン
オリビエ VS マルガリス (保留)
ローラン VS セルニュブル
オリビエ VS マロン
オリビエ VS テュルズ エステュルゴス
オリビエ VS ジステン・ドゥ・バルフエル
ジュラン伯爵 VS ジュリエ VS キモゼル
僧正テュルパン VS 魔法使いシゴロレル
僧正テュルパン VS アビスム
アンジュリエ VS 〇ランボラン
オリビエ VS ランボラン
オリビエ VS アルファイアン、エスカバビ、他7人のアラビア人
サムソン公爵 VS 〇バルダブロン
アンサイス伯爵 VS 〇マルキアン
僧正テュルパン VS マルキアン
ジュラン、ジュリエ、ベランジエ、ギ・ドゥ・サンタントワアヌ、オーストルジュ公爵 VS 〇グランドワアヌ
ローラン VS グランドワアヌ
ローラン VS ファルドランドウフィ
ヴボン VS 〇マルシル
イヴォン、イヴォワル、ゼラール・ドゥ・ルーシオン VS 〇マルシル
ローラン VS マルシル(右手損傷)
ローラン VS ジュルファル
オリビエ(死す) VS マルガニィス
フランスとバビロンの戦い
アミとアミルの伝説
名前リスト
人名リスト
| 名称 | 説明 |
| アミ | 癩病に |
| アミル | オオベルヌ伯爵の息子 |
| ゴンボウ伯爵 | アミの敵、サン・クルーの森に閉じ込められる。 |
| アルドレ伯爵 | アミルの立場をねたんでいる。 |
| リュビアス | アミの妻。後にアミが癩病に罹ったときに裏切る。 |
| ベリザンド | アミルの妻。 |
| ヘンリ | |
| オラタス | アミの召使い |
ラファエルの言葉
ラファエル「アミよ、そなたは眠っているのか」
アミ「いや、私はまだ眠ってはいない」
ラファエル「そなたはよくも答えた。お前は天国に入るにふさわしい人間だ。お前の忍耐はヨブにも例えることが出来る。わたしは天に在す御主の君の使いラファエルである。私はお前の病気の治る方法を教えに来たのだ。神様はお前の祈りを聞き召されったのだ。お前はアミルに向かって言うがよい。アミルの二人の子供を殺して、その血の中で沐浴するならばお前の病気は治るであろう」
アミ「いやいや、それはなりませぬ。私の病気の故に友達を人殺しとすることはできませぬ」
ラファエル「いや、人殺しとなるも止むを得ない」